パセトマの日記

とりあえずつっこんだ首の行く末(仮)

親知らず抜歯、そして森鴎外へ

親知らず抜きました!パセトマです。

歯医者に行ったら右がいい?左がいい?と聞かれました。いずれ両方抜くのでどっちでもいい… そんなにニコニコして、こわ…

上の二本は二年ほど前に抜いていたので、今回は下の二本。今日は左でした。

 

歯肉を切り、骨を削り、歯を砕き、取り出すという物騒極まりない大手術でした。でも、抜いてから5時間ほどたった今、思ったほど腫れていません。

たいてい最初に麻酔をつけたガーゼを挟んで表面を麻痺させてから注射針で麻酔を打つ気がするのですが、今日はいきなり刺されました。これが一番痛いんだよ。知ってる。

ぎりぎり、ごりごり、がりがり、ぽきっ。

途中は怖くて何も見まいと目をつぶってました。でもあごにかかる圧力からして、なにかが破壊されていることは明らか…

17時に抜き終わって、少し買い物をしてから帰ったので、家へ向けて歩き出したのが17:40頃。

歩き始めた頃は何ともなかったのに、10分ほど歩くと痛みの気配がしました。抜いてから一時間したら痛み止めを飲むように言われていたので、少し早いけれどやっぱり心配で、途中の公園の水飲み場で痛み止めを飲みました。ただ、水がしみるんですねえ~、その場ではむしろ痛くなるという。

麻酔がほぼ切れた21時ごろから夕飯を食べ、食後に二回目の痛み止め。間隔は近いけれど、それでよいとの指示だったので。

歯磨き、無理にぎりぎりまで磨こうとするとうっかり傷を触ってよくないですね。一日歯を磨かないくらいじゃ死なないし、あんなに攻めるんじゃなかった…

ともあれ、今は痛み止めのおかげでほとんど痛みもありません。触ってやっとわかるくらいの腫れ。思ったほどひどくなかった…

 

ところで、国語辞典で「親知らず」を引いてみたら、同じページに「及び腰」がありました。

「本腰」ではなく中途半端な姿勢で取り組むことに対して言いますが、元の意味は「不安定な中腰で、手を前に突き出して、何かをしようとする姿勢」(例解新国語辞典)のことだそうで。

「手を出して何かをしようとする」のが、「及ぶ」ってことなんでしょうかね。

そして「腰」で引くと、うどんの「コシ」も「腰」なんですね…。「粘りや弾力」のことを言うそうです。

じゃあビールののど「ごし」は?…これは「越し」ですね。「のどごし」は「食べ物・飲み物がのどを通っていくときの感じ」ですって。

え、近くに「喉笛」があるのでついでに読むんですけど、「のどの部分の息の通るところ」なんだ。どこかで、わかんないと思いながら読んだ記憶…

あ!森鴎外の『高瀬舟』!

自殺しようとする弟の喉笛をかみそりで切る、と読んだような。

まあ、喉笛が具体的にどこかわからなくても、読める気もするけれど…

 

ともあれ、今日はよく寝て傷を治そう…